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「重力ピエロ」伊坂幸太郎

重力ピエロ (新潮文庫)重力ピエロ
(FC2)

★★★★☆

2006/06
伊坂 幸太郎

清々しい。
いや、命題は重いけど気持ちよくまとめてある。
相変わらず、人物像がステキであります。

ちょっとね、ちょっとね、
伊坂語に慣れてきてしまったので
そのぶん感動が薄れているのですが
登場人物たちの描写力が最高。
人間こうでないとね!って思う。いつも。

文学というほどの壁がなく、
かといってすぐそこにある日常でもない。
なんとなーく、浅田次郎に似たものを感じるかも。。
彼の本を読むと
すこしだけ人間を好きになります。
そういう意味で清々しいのかなー・・・?
なんかね。すっきりする。

ただ、ミステリとしては浅い気もするー。。
表面はとても面白いのだけど
裏切りの展開に欠けたのでは・・・・・・?
なんて記事あまり見かけないんだけど
そう思うのは私だけなのかしら・・・

あーしかしこの家族は良かったなあ。良いよーーー
映画も見たいー。
人間は弱くて悩んでそれでも味方がいるもんだ。
 
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「声だけが耳に残る」山崎マキコ

声だけが耳に残る声だけが耳に残る
(BK1FC2)

★★★★☆

2004/02/24
山崎 マキコ

前回に続き初挑戦の作家。
男気あふれるかんじの女子が主人公で、
なんだか気持ち良い。

人間ていつのまにか病理抱えてんだよね。
それに気づかなくても歩いていけるけれど
気づいてからのほうが息苦しさは増す気がする。
そしてそんな人間が
どのように生き抜いているのかを垣間見れる本。
もちろんほんの一部だけども。

ここにある残虐性や憎悪はなんとなく分かる。
でもちょっと納得いかない面もあるかなー
まあそれは仕方ない。

精神疾患の仲間のひとりとして読めた。
それ以外のひとにはどう見えるのかよく分からないけど
私にはなかなか爽快でした。
 

「錦繍」宮本輝

錦繍 (新潮文庫)錦繍 (新潮文庫)
(FC2)

★★★★☆

1985/05
宮本 輝

この人の本は、初めて読むと思います。今更。
男性だったなんて知らなかった。

この本は
なにかの雑誌で紹介されていて気になっていました。
新聞だったかな?

夫婦という間柄だからこそ
見える人間性がとても響いた。
我儘を言える。
中身をさらけ出せる。
醜くても、その中に核があると信じられるから。

制約がありながらそこに描かれた情景は鮮やかで
ロープウェイの外に拡がる景色は
なぜか強く私の印象に残りました。

表紙もよかったなあ。
金色がよかった。
それから秀逸な題名。

私はまだ26歳だけれど
でもどこか褪めているから
現実に対する思いというのは分かる気がして
共有でもあって
救いでもありました。

たぶん、愛情の黒い部分も認めた人がより楽しめる本。
読後感はわりと爽やかかな。
京都周辺特有の口調も穏やかで響きが良いです。
 

かいてるひと

こも

こも (como)
フリーデザイナー。
少しだけプログラマー。
DG:flash.web.graphic
PG:as.php.perl.js.c
院卒28歳、めがね好き。
FC2プロフ

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