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「シガテラ」古谷実

シガテラ (6) (ヤンマガKC (1361))シガテラ (6)
 
★★★★☆
 
2005/08 古谷 実

「シガテラ」の最終6巻を読みました。
 
シガテラは自分を確立していくものがたりだと思います。
それも、ひどく現実的な。
 
"純粋"は"不安"らしいです。
不安というよりは不安定かもしれない。
 
私はこの主人公ほどに不安を感じたことはなかった気がする。
でもこれほど純粋に他人を愛したこともないなあ・・
 
他人の言動は今でもとても気にしてしまうけど、
それで自分を全否定するに至ることはないと思う。
 
ああ、でも昔は私もやっぱりこうだったかもしれない。
よく「自分は自分だと思いなさい」と言われたっけ・・。
 
中学生くらいのときまでは自分が全てで他人との差をうまく消化できなかった。
あたまのなかでつくりあげた世界の中で生きて、
他人にからかわれてよく泣いていた。
 
周りとぶつかりながら大きくなって
価値基準の広さを知り、
自分の位置を決めていく。
 
そういう選択をするたびに
自分が明確になり 道は狭くなっていくんだよね
 
可能性と一緒に不安は消えてゆき、
手に入れるのは安定。
妥協を含んだ、ごく平凡な。
 
そこにある希望や未来は 昔持っていたうちの何分の一?
 
安定に至るまでにはたくさんの妥協がある。
人間に対して、夢に対して、社会に対して。
でも愛も確かに得ているんですよね。
しがらみに捕らわれてでも得るものは
捨てた可能性と同等の大きさがあるのかなぁ。
 
悩み続けて、自分は不安定なままで可能性を残し続けることと
可能性を捨ててでも安定した愛情を得ること、
どっちが幸せなのでしょうね。
後者のほうが楽で平凡だと思うけど。
まだわかんないやー。
 
 
シガテラ読んでそんなふうに考えました。
 
「ヒミズ」もスキです。暗いけれど
現実はあまりにも圧倒的なんです、いつも。
ヒミズ (4) (ヤンマガKC (1055))ヒミズ (4) (ヤンマガKC (1055))
(2002/07/05)
古谷 実

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こも

こも (como)
フリーデザイナー。
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